バック事故は、駐車場内で多く発生し、下記のバック事故分析をみてもドライバーの焦り、無理、安全確認の省略等が大半を占め、その根底にはドライバー自身が「自分(人間)」「車」というものを理解していないことに起因しています。 車で出かけると必ず駐車場に入って車を停めることになります。その場合ほとんどの車がバック駐車していますよね?聞くところによると、欧米などでは前向き駐車が主流らしいのですが、日本ではバック駐車が主流です。この違いは何から来るのでしょう? 駐車枠から突然バックし、走行中の車に衝突 <事故内容> 2011年7月9日夕方、愛知県海部郡にあるスーパーで、駐車枠からバックした軽乗用車が、通路を走行していたワンボックス車に衝突。両者の車両が損傷した。 <判決> 更新日:2020.11.11, 開業25年、埼玉で多数の交通事故事件を扱い、特に死亡事故や後遺症の事案対応が得意。ご依頼者の問題解決を第一に考え、迅速で丁寧な対応に定評がある。事故直後から裁判・示談交渉まで幅広く適切な対応が可能。, 本記事は交通事故弁護士ナビを運営する株式会社アシロの編集部が企画・執筆を行いました。, 停車している車にぶつかった場合は、ぶつけた側の過失が100になる可能性が高くなるでしょう。, 車と歩行者』、『車と自転車』の事故の場合、車の方が、過失が重くなる傾向にあります。. 私は、駐車場内でバックで出てくる車を、停止して待っていた 相手の後方不注意が原因で、私の車に気づかずそのまま追突!, こういった事故を逆突事故といいます。駐車場内で多く、示談でトラブルになりやすい事故です。, このように「過失割合」や「慰謝料」について揉めることが多い逆追突。そこで今回は、「後方不注意による駐車場内の逆突事故における過失割合と慰謝料」について解説します。, 逆突事故とは、「バックするときに後方不注意が原因で、他の車に衝突する事故」のことを指します。なお逆突事故の半数は、「駐車場内」で起きているといわれています。, よくあるケースとしては、駐車場内で、方向転換をしようとする際に衝突してしまうことが多いようです。, なお、バックしてきた車に「ぶつけられた側」のほうは、停車しているケースもあれば、前進・直進しているケース、急発進したケースなどさまざまです。, ただ、後方不注意が原因のバックによる事故ということで、たいていはバックした側に非があり、被害者の『過失割合』は小さくなります。, 以下では、駐車場内の逆突事故の過失割合の注意点について解説して参ります。後方不注意・逆突事故の過失割合については、客観的証拠で決定的な判断ができない場合は、相手方と裁判に成る可能性もあるので注意しましょう。, 上述したことはごく当然のことのように思えますが、ここでのポイントは、加害者だけではなく被害者側も同様に当てはまるということです。, 例えばバックしてくる車に対し、「クラクションを鳴らさなかったり」、「後方に避けると事故は防げることが予想できたにも関わらず、なんら行動を起こさなかった場合」は過失があると判断されるケースがあるのです。, 過失は加害者だけに適用される一方的なものではないため、たとえ後方不注意による駐車場事故であっても、両者の過失を公平に算出し、それぞれ過失割合として責任を分配していくことになります。, あなたは、当然過失割合が先方10であなたは0という、いわゆる「10対0」で損害賠償金が支払われるものと思っていました。, 後日、相手の保険会社から連絡があり、相手は接触前に一時停止していたと主張して来ました。, その上で、あなたにも「前方不注意があった」「直進・前進していた」と主張して、過失割合「8対2」を提示して来るということがあります。, 上記のような証拠を、弁護士や相手方の保険会社に提示して、過失がないことを主張していく必要があります(具体的な対処方法については、後述いたします)。, 駐車場での事故直後に、警察による実況見分が行われますが、このとき、両当事者の言い分を聞き、供述をまとめたうえで、図面を書いていきます。, 図面には、過失割合の元になる「当事者の当時の車の位置」などが記載されることになります。, この時、警察に対して事実ではないことに「そうですね。はい」と納得してしまうケースがあります。, 実況見分調書は過失割合を定める上で重要な証拠となります。ですので、納得できない場合は、はっきりと否定した上で正確に伝える必要があります。, では、逆突事故で加害者側から反論として主張される内容と対抗策についてみていきましょう。, 仮に、相手方の主張が認められた場合は、「10対0」ではなくなり、「9対1」「8対2」等の過失割合が認められる可能性があることを理解しておいてください。, 「確かに私も後方不注意だったが、クラクションを鳴らさなかったあなたにも過失があります」というのものです。, 結論から言って、ケースバイケースです。事故当時の状況から考えて、明らかにクラクションを鳴らす余裕があったのに、クラクションを押さなかった場合は、1~2割の過失として判断されます。, もっとも、クラクションを鳴らす余裕もなくいきなりバック してきた車にぶつけられたケースでは、過失は0(つまり「10対0」)と見て良いと思います。, 相手の主張に納得できない場合は、「クラクションを鳴らしたとしても避けられなかった事情」を相手方に主張していく必要があります。, 次に、「あなたの車両も前進・直進して動いていた」「あなたもバックしてた!バック同士の事故だ」とする主張です。, 基本的に、こちらの車両が停車していて、相手の車両だけが前進・直進していたケースでは、過失割合は「10対0」になります。, しかし、相手方もなんとかして過失割合を減らすために、上記のような主張をしてくることがあります。, この場合は、「鑑定」をする必要があります。車両が事故当時、停車していたのかどうかは「車両の損傷部分」などから、ある程度判断することが可能です。, また先述した、防犯カメラやドライブレコーダーがあれば、より簡単に主張を覆すことが可能です。, 次に、「後方不注意なんかしていない!あなたが追突してきたんだ!」という逆ギレパターンです。, 1つ1つ丁寧に事実関係を整理することで、相手方の主張の矛盾点を探していく方法で対抗することになります。, では、急発進でのバックであったのにもかかわらず、「徐行速度だ」と主張してきた場合はどうなるのでしょうか。, 急発進であったことが、明らかな場合はこちらに非はなく、過失割合において「10対0」の主張をしていくことが可能です。, しかし、仮に、客観的証拠に乏しく、徐行であったと判断されると、駐車場内での相手方の車のバックを予期して、事故を回避すべき義務があったと考えられます。, この場合は、過失割合10対0とはならず、「9対1」などの過失が認められるケースがあります。実際にコンビニの駐車場での逆突事故で、停止していた車にも1割の過失が認められた裁判例があります(東京地裁平成16年12月24日), このようなケースでは、急発進のバックでこちらは回避不可能であったという事情を主張していく必要があります。, 「停止位置が悪い。もう少し後ろ(違う位置)なら、衝突は回避できた」という主張をするケースがあります。, しかし、「停めてはいけない場所」だったケースなどでは、こちらの過失が考慮されます。, またたとえ「停めてはいけない場所」でなかったとしても、当時の事故時の状況から考えて、その場所に留まる必然性などを考慮し、「違う位置なら回避可能性があったのではないか」という点が争われます。, このような主張がなされた場合は、停止禁止の場所ではなかったこと、他の車両の走行の邪魔にならないようにするために、最善の位置であったことなどを反論として主張していくことになります。, 以上から、相手方からはさまざまな主張が行われます。これに対しては冷静に反論することで対処していくことが重要です。, 人身事故になった場合、相手に慰謝料を請求することが可能になります。「車の修理が必要になった」というだけでは、慰謝料は請求することは通常できません。, 過失割合が、たとえば10対0と8対2の場合では、慰謝料の相場額が大きく変わります(過失相殺)。, また、相手方が任意保険に加入している場合は、基本的に慰謝料は「任意保険基準」によって算定されます。, 仮に、その任意保険基準で「慰謝料額」が算定されて提示された場合、相場より低額の慰謝料しかもらえないことがあります。その場合、弁護士に依頼し、弁護士基準での計算を適用してもらう方必要があります。, すでに事故に遭われて、病院で治療を開始している方は、下記の慰謝料自動計算機で、自分がもらえる慰謝料を計算することが可能ですので、併せてご参照ください。, また、以下の緑のボタンを押しご自分の示談金の額と過失割合を入力することで、過失相殺後の示談金の額を簡単に知ることができます。, そうであるはずなのに、相手方の任意保険会社からは「あなたにも過失がある」として8対2を主張されたというケースは本当によくあります。, なぜなら、任意保険会社としては、少しでも賠償額を減らすために、できる主張は全て行ってくるということです。, このような場合、被害者はプロを相手に交渉をしていかなければいけません。途中で「もういい」と投げやりになり納得してしまうケースもあります。, また、一度認めた主張を覆すのは大変な労力がかかりるため「納得できない、けれどもうどうすべきかわからない」という状況に陥った場合は、弁護士に相談するのが一番でしょう。, 弁護士に相談することで、これらの問題の解決が望めます。 保険会社任せの示談で後悔しないためにも、1人で悩まず、今すぐ弁護士に相談しましょう。, 交通事故の被害者は、自分が受けた被害について相手方に対し、損害賠償を請求をできますが、自分の過失については減額されま…, 交通事故の被害者となったときに、損害賠償請求権の有無とその金額を決める重要な証拠となる書類が、「実況見分調書」と「供…, 全国対応の「交通事故専門チーム」によるサポートが特徴の法律事務所です。まずは、交通事故専門チームによる「慰謝料無料診断」をご利用下さい。, 交通事故の損害賠償が紛争となるとき、その原因の多くを占めるのが「過失相殺」の争いです。 被害者であっても、過失割合5…, 交通事故に遭ったら、入通院慰謝料、後遺障害慰謝料、死亡慰謝料の3種類の慰謝料を請求することができます。また、算出する…, ※上記金額は個別事情は考慮せず、一般的な計算方法で弁護士基準の相場を算出しております。正確な金額を計算したい方は各事…, むち打ちの治療、通院期間、治療打ち切り、後遺障害認定、慰謝料相場に関して分かりやすく解説します。, 1.上記金額は個別事情は考慮せず、算出しております。正確な金額を計算したい方は各事務所までお問い合わせください。, 2.このツールで提供する情報等についていかなる保証も行うものではなく、利用者または第三者に損害が発生しても一切の責任を負いません。. 駐車場は一般公道ではないため、衝突事故が起こった時に過失割合で揉めることが多いです。. 【ソニー損保公式】駐車場内の通路を走る四輪車と、駐車スペースに入ろうとする四輪車が接触してしまった場合の過失割合を解説します。その他、様々なケースで交通事故の過失割合を掲載しています。 その駐車場は対面して通行できる通用路がある場所です。当日は休日で大変混雑していた状況で、やっとのことで私が進行方向から見て右側に駐車スペースを発見したため、バックで駐車しようと一度左車線から右車線側にはみ出したうえ、通用路をまたぐ様な状態で車を斜めに止め、ギアをバ 駐車場内での事故の過失割合・過失相殺率の基準は、一般道路の場合と異なります。 駐車場は、車両の駐車を目的とする施設ですから、車両の後退や方向転換が頻繁にあり、歩行者の往来も多いといった特 … 全体の事故数の3.8%を占める駐車場事故。今回は、「駐車場事故と道路上の交通事故の違い」「お店の駐車場であるときのお店への責任追及」「駐車中の当て逃げへの対処」などに関して詳しくみていきたいと思います。ご参考になれば幸いです。 バック時の事故はどうなの? 駐車場内でバックしてきた車にぶつけられたケースではどうでしょうか。 相手が全面的に悪いと言いたくなりますが、駐車場では公道で起きた事故以上に慎重な運転が必要です。 日本損害保険協会東北支部が2013年の一年間に東北6県で行った車両事故実態調査(「東北6県の車両事故実態に関するモニタリング調査」)によると、2013年に起きた車両事故のうち、29.3%が駐車場内で発生しています。 私は車の運転が得意でありません。むしろ苦手意識すらあります。よく車をぶつける夢やブレーキしても止まらずに事故になる夢を見て目が覚めるほどです。そんな運転が苦手な私が特に苦手とするのが駐車です。実際に駐車をするときに何回も車をぶつけた経験というかトラウマがあります。 バックして来た車両の運転手に自分の過失を認めさせるために、付着の塗料の状態、車の損傷状態を確認させるべきでした。 両車両が完全に反対方向に向かって衝突した場合を除き、次の違いがあります。 過去2回の事故遍歴はと言うと. バックで駐車するとき、後方、前方、両側面のすべてを交互に短い間隔で安全を確認します。 車で出かけると必ず駐車場に入って車を停めることになります。その場合ほとんどの車がバック駐車していますよね?聞くところによると、欧米などでは前向き駐車が主流らしいのですが、日本ではバック駐車が主流です。この違いは何から来るのでしょう? 13 ②後方を一回り確認する 一回り点検よし! だろう運転は禁物、確認して から。特に、再出発時. <事例 1>駐車枠から突然バックし、走行中の車に衝突/賠償金額 約9万円 【発生日】 2011年7月9日夕方 【事故内容】 愛知県海部郡にあるスーパーで、駐車枠からバックした軽乗用車が、通路を走行していたワンボックス車に衝突。両者の車両が損傷した。 ・バック事故は急いで操作したときに起こり やすいことに注意しましょう! ポイント ①次の納品先などに急いでいるとき ②前に出過ぎているなどと感じて、 慌てて後ろに戻るとき ③前を塞がれたことに憤慨し、 急いでバックしようとしたとき. 毎年、トラックの駐車による事故は数多く起きています。普通車に比べて車体が長く死角が多いトラックでは、駐車がかなり困難とも言われています。運転のコツを覚え、色々な対策を立てることで危険を回避することができます。小さなことから気をつけて、事故を減らしましょう。 交通事故の過失割合が9対1というケースでは、1の過失が認められた被害者側は得られる賠償金の額が減ってしまうため、納得いかない方も多いでしょう。この記事では、交通... 交通事故で過失割合が10対0になるケースをご紹介します。過失割合が10対0になった場合、加入している保険会社に示談を代理してもらえないなどの注意点もあります。こ... 過失割合は弁護士を通し交渉することで大きく変わるでしょう。適切な過失割合にすることは、慰謝料増額にもつながります。この記事では、過失割合に納得できない人が弁護士... バック事故は事故の中では比較的珍しいため、『どちらが悪いのか』という点でトラブルになりがちです。この記事では、バック事故の過失割合の解説だけでなく、『過失割合』... 交通事故の過失割合は、事故状況に合う裁判例をもとに修正要素なども考慮しながら決めていきます。過失割合によって賠償額は大きく左右されますので、示談交渉時の大きなポ... 先頭の車に非がないことはなんとなく想像がつきますが、2台目、3台目の車に乗っていた運転手にはどういった過失割合が定められるのか、また、損害賠償は誰に請求すればい... 過失相殺を決める際、警察が行う現場検証の実況見分調書が最重要資料となります。この過失相殺について、その意義や過失相殺後の補償金に納得がいかない時、弁護士に相談す... 自転車事故の過失割合(じてんしゃじこのかしつわりあい)とは、自転車事故の当事者間におけるお互いの不注意(過失)の程度を数値化したものです。, 公開日:2020.7.27 ④駐車場所を探すことだけに注意を奪われないこと. 車の事故で多いバック時の事故。通信型ドラレコSamly2では、バック時の運転者の行動を記録できるようになりました。この記事ではバック時の事故を起こさない秘訣と、運転行動の確認ポイントを紹介し … 昨年の秋、ドラックストアの駐車場内で起きた事故が未だに一つも進展せず、相手のクレームに悩まされています。私の車はトヨタエスティマルシーダで2002年式、ガッシリしていて丈夫な車です。急にドン!と音がして誰も駐車していなかったので、バックで駐 a、bともに、前進していてもバックしていてもこの割合が基本過失割合となります。 なお、bが一旦駐車スペースに入ったあとに、駐車位置を修正するために前進して、通路を走る車と衝突した場合の基本過失割合はこちらです。 基本過失割合. 以下では、駐車場内の逆突事故の過失割合の注意点について解説して参ります。後方不注意・逆突事故の過失割合については、客観的証拠で決定的な判断ができない場合は、相手方と裁判に成る可能性もあるので注意しましょう。 ここでは判例タイムズに掲載されている通路を走行中の判例をご紹介します。 図だけ見るとちょっとピンとこないかもしれませんが、要するに「駐車場内の出会い頭の事故」です。 過失割合は「50:50」が基本になります。 通常ですと、右折や左折をする側に過失が大きくなりますが、公道ではないためお互いに同等の注意義務が発生すると判断されます。 その代わり修正要素が細かく決められていますので、現場の状況によって … 駐車場内で発生した事故は道路交通法の適用を受けませんが、交通事故が発生し、任意保険を使う場合には、過失割合を算出する必要があります。 駐車場内で発生した事故の過失割合の算出方法で、公道で発生した事故と少し異なる点は、駐車場内で自動車同士の事故が生じた場合は、駐車スペースに入庫する自動車が優先され、駐車スペースに入庫する自動車の過失割合が低くなることです。 バック時の事故と言えば、ニュースなどで話題にあがるアクセルとブレーキの踏み間違えによるものだとイメージする方も多いと思われますが、実はこの踏み間違えによる事故はバック事故全体の約1%ほどに過ぎません。バック事故の多くは運転者の確認不足により引き起こされています。 バック事故は、交通事故の中では比較的珍しい事故です。『事故の責任はどちらにあるのか』なんて、考えたこともない人がほとんどでしょう。, そして過失割合と関係が深い、『損害賠償金(加害者が被害者に支払うお金)』についてもご紹介します。実際に事故に遭ってしまった人は、この記事の内容を参考にしてみてください。, そして、バックしている車が事故を起こすことを、『バック事故』または『逆突事故』と呼びます。, 次に、本題である、『バック事故の過失割合』に関して確認していきましょう。過失割合は『70対30』といったような、合計が100になるような形で算出されます。数字が大きいほど過失(責任)があるとお考えください。, 過失割合は事故の状況や事情ごとに変わるので、『一般的にはこのくらい』という認識がよいでしょう。, 『自分は完全に停車していて』、『相手がバックしてきた』状況での事故です。『ぶつけられた側(自分)』がバックできない状況での事故や、駐車場での事故で多いケースです。, この場合での過失割合は『自分0:相手100』になります。このケースに限らず、停車している車にぶつかった場合は、ぶつけた側の過失が100になる可能性が高くなるでしょう。, 『自分は徐行していて』、『相手がバックしてきた』場合の逆突事故の過失割合は『自分0~30:相手70~100』程度になります。, 相手の車がバックしてくることが予想できたのに、直進を続けた場合などは、自分の過失が大きくなる傾向にあるようです。, 『自分が公道を直進していて』、『相手が脇道からバックで公道に出てきて』、逆突した場合の過失割合は、『自分20:相手80』程度になります。, 駐車場内での事故と違い、スピードを出して直進していますので、事故の被害も大きくなります。怪我が大きくなると、相手に対して請求できる慰謝料なども高額になりやすいでしょう。, 次は、『自分がバック走行中』、『自転車や歩行者が飛び出してきた』場合のバック事故です。脇道などから突然飛び出してきた場合、事故を避けるのは難しいかもしれません。, 『車と歩行者』、『車と自転車』の事故の場合、車の方が、過失が重くなる傾向にあります。, 基本的には、『自分が加入している任意保険会社』と『相手が加入している任意保険会社』とで、過失割合も含めた示談交渉をすることになります。, ですが、場合によっては、自分自身で示談交渉をしなければならないこともあります。『よくあるトラブル』について、あらかじめ把握しておきましょう。, 加害者と被害者の説明に食い違いがあるのはよくあることです。ドライブレコーダーなど、証拠となるものがあればそれを利用しましょう。, 事故に対する言い訳をして、自身の過失を下げようとしてくるパターンです。『近づいてくる車が見えなかった』などはその代表格であり、それ自体が嘘である可能性もあります。, 過失割合の交渉に悪影響がないようであれば、気にする必要はありません。しかし、悪影響があるようであれば、証拠を提出したり、弁護士に相談したりして対処しましょう。, 「クラクションを鳴らしてくれれば事故は起こらなかった。当然、これはあなたの過失だ」と主張されることがあります。, 『クルマがバックしてくることが予想できたにも関わらず、必要な措置をとらなかった』のであれば問題がありますが、そうでなければ、何を言われても気にする必要はありません。, バック事故が起きて、被害者に損害が生じたら、加害者から被害者には損害賠償金(そんがいばいしょうきん)が支払われます。しかし、損害賠償金といわれてもピンとこない方が多いでしょう。, 加害者から被害者に支払われるお金のことを損害賠償金と呼びます。ここでは損害賠償金の内訳を紹介しますので、損害賠償とは一体どんなものなのか、確認しておきましょう。, 休業損害とは、『事故のせいで仕事を休んでしまい、減ってしまった給料等』のことをいいます。, 後遺障害(治らない怪我)を負った場合や、被害者が亡くなった場合に支払われます。金額は、年齢や年収などにもよりますが、数百万円~数千万円など、高額になる傾向にあります。, 慰謝料が発生するのは、『被害者が怪我をして、治療を受けたりした場合のみ』となります。車は損傷したものの、運転手には怪我がない(いわゆる物損事故)場合、慰謝料は支払われません。, 鳥取 | 島根 | 岡山 | 広島 | 山口 | 徳島 | 香川 | 愛媛 | 高知, そもそも、過失割合と損害賠償金にはどのような関係があるのでしょうか?ここでは、『加害者から被害者に払うべき損害賠償金が100万円だった場合』を例にして簡単におさらいします。, バック事故は、駐車場内などで起こることが多いので、大怪我には繋がりにくい事故といえるでしょう。しかし、車が損傷すれば修理代が請求できますし、怪我を負って通院をすれば慰謝料を請求できます。, 最終的な金額は、過失割合によって左右されます。過失割合について理解しておいで損はないでしょう。, 弁護士に相談する以外にも様々な方法があります。 scene50:駐車場編その3(危険予知・事故回避トレーニング) 運転中の危険予知の重要性はこちら. ※出典:「駐車場事故の実態」(一般社団法人日本損害保険協会) 自動車同士の接触や衝突事故が最も多く54.9%でした。 次に壁やフェンス、街灯などの施設と接触した事故が29.5%で、道路・その他における施設物との接触事故と比べると、駐車場のほうが約1割多い結果になりました。 コインパーキングやマンションなどの駐車場で交通事故が起こった場合、 1. 構内におけるバック時の事故を防止するために . バックで出庫する車にとって、通路を走行している車は見えにくい ため、ぶつけられてしまう危険が高まります。 もし上記のような状況で事故になった場合、バックで出庫してぶつけた車の方が過失が大きくなりますが、それでも100対0にはなりません。 駐車場内の事故は、そもそも「交通事故」では無い などと言われたりしますが、どういうことなのでしょうか? 物損事故の中で大きな割合を占めるといわれているバック事故。 ... としている」のに対し、「駐車場内では車両の動きが不規則で錯綜している」、という駐車場特有の状況がありますが、運転者側にも、次のような駐車場特有の原因があると考えられます バック事故は事故の中では比較的珍しいため、『どちらが悪いのか』という点でトラブルになりがちです。この記事では、バック事故の過失割合の解説だけでなく、『過失割合』と『損害賠償金の関係』、『よくあるトラブルと対処法』などを紹介していきます。 scene50 駐車場編 その3 駐車スペースからバックで出ようとしています。 バックモニターを見て後方の安全を確認しながらハンドルを右に切ってバックしようと思います。 関連動画. 毎年、トラックの駐車による事故は数多く起きています。普通車に比べて車体が長く死角が多いトラックでは、駐車がかなり困難とも言われています。運転のコツを覚え、色々な対策を立てることで危険を回避することができます。小さなことから気をつけて、事故を減らしましょう。 駐車場内では、道路交通法の適用が無い 2. 1.スーパーの駐車場で. こちらは軽自動車で相手は普通車セダンです。 相手の方は、40代くらいの男性で、「自分が悪かった」と最初に仰ってくれましたので、とても人が良さそうだなと感じました。 警察への連絡は相手がしてくれて、お互いに保険屋にも連絡しました。 警察の方が、事情聴取をして色々としゃべっている会話の中に、「10:0にはならないと思います。」と言われました。 「あ~そうなのか~」と思いましたが、自分的には「当てられた」という感覚しかありません。 こちらも止まっていた訳ではなく、駐車場か … 事故はあなたがバックしていたので五分五分です。」と言われました。 こちらは「バックしておらず10対0以外あり得ない。駐車場のスペースに入れようとして止まっていたのにぶつけられ、納得がいかない。傷もバックしてできた傷でないことは明白だ。 駐車場事故とは? ・車両事故における駐車場事故の実態. 車で買い物に出掛けた際に、必ず利用する駐車場。実は駐車場での事故はかなり起こりやすいのです。今回は、スーパーの駐車場で事故が起こる原因や、駐車場での事故を予防するために、駐車場ですべき安全走行についてご紹介します。 ⑤バック駐車は注意を周囲に万遍なく払うこと. 自動車保険の【チューリッヒ】公式サイト。車を他人の家の壁や、駐車場で隣の車にぶつけたなど、物損事故を起こしたときの対処法(修理・お詫び・保険)をご説明。車をぶつけたなどの物損事故を起こした場合は、必ず警察や保険会社に連絡しましょう。 あなたは弁護士に相談すべきかを診断してみましょう。, 多くの保険会社では、被害者1名につき最大300万円までの弁護士費用を負担してくれます。特約があるか分からない方でも、お気軽にご相談ください。弁護士と一緒にご確認した上で依頼の有無を決めて頂けます。, 詳しくは以下の記事を読んで、正しい弁護士の選び方を理解した上で弁護士に相談しましょう。, 交通事故や自転車事故など、事故はいつ起きてしまうか分からないものです。弁護士費用を用意できず泣き寝入りとなってしまうケースも少なくありません。, 弁護士費用保険メルシーは、弁護士依頼で発生する着手金・報酬金を補填する保険です。交通事故だけでなく、自転車事故、労働問題、離婚/相続トラブルなど幅広い法的トラブルで利用することができます。, 補償対象となるトラブルや付帯サービスなど、より詳しい内容について知りたい方は資料を取り寄せてみましょう。. 駐車場ではバック駐車やバックで駐車スペースから出るなど、頻繁にバック走行を行います。 バック走行は死角が多いうえ、駐車場は周囲の車や施設との間隔が狭いため、バック走行中に車両や壁などにぶつかるなどの物損事故が起きやすく、さらには人と接触する危険性が高まります。 特に、バックで駐車しようとしている車と走行中の車との事故は後が絶たず状況によっても過失割合が違ってきます。 実体験を交えながら解説していきます。 昨年の秋、ドラックストアの駐車場内で起きた事故が未だに一つも進展せず、相手のクレームに悩まされています。私の車はトヨタエスティマルシーダで2002年式、ガッシリしていて丈夫な車です。急にドン!と音がして誰も駐車していなかったので、バックで駐 コインパーキングや飲食店、コンビニ、民家などの駐車場内は、私有地扱いになります。道路交通法は基本的には公道についての法律のため、駐車場内の事故では適用されず、警察が対処できないケースもあるようです。 ただし、「不特定多数のものが自由に行きかうことができる場所」は道路交通法が適用されることもあるため、ほとんどの駐車場内で発生した事故は警察に届け出る義務があります。 警察に届け出をしていない … 現在、約30%の車両事故が駐車場内で起きています。私有地での場合は変わってくるが、駐車場事故のほとんどが交通事故と同じように扱われます。また、駐車場で事故にあったときには、すみやかに負傷者の救護をして、警察や保険会社に連絡しなければなりません。 皆さんは、「駐車場」と言われるとスーパー、コインパーキング、ショッピングセンター、コンビニなど、様々な駐車場を想像されると思いますが、駐車場で事故を起こした、起きた場合は、気を付けなければいけない事があります。 まず、道路交通法では道路は公道のことを意味しています。 駐車場は私有地であり「公道」とみなされず、道路交通法の適用がない場合もあることから、警察は「駐車場内での事故は介入しない」と言われるのです。 しかし、実は駐車場といっても「不特定多数の人や車が行 … スーパーの駐車場での出来事。 バックで駐車し、エンジンを切って車から出ようとした時に、なぜか 私と同じ場所 にバックで停めようとした車にぶつけられました。 加害者の男性曰く、 事故の始まりは、私が進行方向に向かって右側にある駐車場に入り、バック駐車をしようとしたときでした。 道路側に入り口がある店の前に、6台分の駐車スペースがありましたが、比較的ゆったりとしていて狭いという印象はありません。 バックしようとしたらギアがrに入っておらず前進してしまい、慌ててブレーキを踏んだつもりがアクセルだった…などの事故はどの年齢層でも起こりえます。「高齢者の事故」と考えず、普段から気をつけるようにしたいものです。