岩佐 文夫 2020/03/02 22:04. 2050年、人類史上初めて、世界人口が減少する。いったん減少に転じると、二度と増えることはない。この震撼シナリオへと進むなか、米中の覇権争いは予想外の展開を見せ、インド、そしてアフリカの台頭も早まるだろう。世界経済の行方はもちろん、温暖化や格差・貧困などのSDGs問題、われわれの人生までが激変する。本書は、名門調査会社イプソスのグローバルCEOらが、世界各国にてフィールドワークを敢行し、統計に加え貴重な証言をもとに執筆。「少子高齢大国・日本は、世界の未 … ISBN: 9784163911380 紹介. 国連は今世紀末には、中位推計でも世界人口が110億人を超える予測をしているが、決してそんな事はなく、筆者達によると2050年には世界人口が減少に転じるという。 その原因は、「都市化と女性の地位向 … 本書を通じて最も重要なのが、「世界の人口勢力図」に関する予測で、次のような予測が立てられています。 ・2050年には世界人口は90億人を超える ・2100年にはナイジェリアの人口が世界3位、タンザニアの人口が世界5位になる ・中国の人口は2025年に14億人でピークを迎え、減少に転じる ・インドの人口は2050年時点で世界一に達するが、17億人でピークを迎え減少に転じる ・2000年時点で世界の3分の2の人口を持ったアジアの減少は世界の半分に割合が低下 ・2000年時点でアフリカと欧州の人口はほ … 発売⽇: 2020/02/24 朝日新聞書評(3月28日)、読売新聞書評(3月29日)、honzなどで話題沸騰!「これは、世界の『未来の年表』だ」解説=河合雅司(『未来の年表』シリーズ著者・人口減少対策総合研究所理事長)2050年、人類史上はじめて人口が減少する。 『2050年 世界人口大減少』(ダリル・ブリッカー) のみんなのレビュー・感想ページです(15レビュー)。作品紹介・あらすじ:「これは、世界の『未来の年表』だ」解説=河合雅司(『未来の年表』シリーズ著者・人口減少対策総合研究所理事長)2050年、人類史上はじめて人口が減少する。 人間社会の大転換期を迎えるのだろうか。有史以来、ペスト大流行といった例外的な時代を除き、人類は増加の一途をたどってきた。なんと、それが近い将来、減少に転じるというのだ。, マルサス以来、人口増加による危機という考えが広く行き渡っている。なので、減少するのは望ましいと考える人もいるだろう。しかし、それは必ずしも正しくない。世界中の高齢化、イノベーションの停滞は言うにおよばず、生活水準の維持すら困難になってしまうのだから。, 近未来予測はあまり当たらないというのが相場だが、人口動態予測だけは例外である。現在生きている人の数と平均余命、それと出生率から推計すると、大きく外れることはないためだ。, 国連の予測では、現在の77億人が、今世紀いっぱい増え続け110億人に達するとされている。これに対し、20~40年後には90億人程度でピークを迎え、その後は減少に転じると考える人口統計学者の声が大きくなってきている。, 国連の出生率見積もりが高すぎるというのがその根拠だ。事実、中国とインドという二大「人口大国」における出生率の低下はすでに始まりつつある。さらに、当面の間は人口増加が続くとされてきたアフリカでも、遠からず出生率が低下していくはずだと予測する。それはなぜか。, 出生率低下の原因は意外とシンプルで、都市化と教育、特に女子教育の充実に尽きる。社会システムの進歩とでもいうべきこの二つを押し留(とど)めることなど、誰にもできはしない。, さらに、低出生率の罠(わな)――出生率2以下が一世代以上続くと、それが皆の常識になってしまうという罠――がある。一旦(いったん)その罠に陥ると、人口が増加に転じることはないという。日本では、2を切ってからすでに45年だ。さて、出生率についてのあなたの「常識」はどうだろうか。, いわば、人類の老化が始まろうとしている。どうやら、それまでに残された時間はあまり長くなさそうだ。倉田幸信訳。, <注>原題は「EMPTY PLANET:The Shock of Global Population Decline」です。, 紙面記事検索は、読売新聞に掲載されたほぼすべての記事を、1年前まで検索できる機能です。, https://www.yomiuri.co.jp/media/2020/03/20200328-OYT8I50031-T.jpg?type=thumbnail, 人気漫画『約束のネバーランド』編集担当が語る・誕生秘話④…作画・出水ぽすかさんとの運命の出会い, 【お年玉】<読売新聞オンラインアプリ会員限定>銀座千疋屋の「マスクメロン(化粧箱)」を2人に, 【お年玉】<読売新聞オンラインアプリ会員限定>「ハーゲンダッツ セレクトBOX」(11個入り)を10人に. 『2050年 世界人口大減少』 著者 ダリル・ブリッカー [著]/ジョン・イビットソン [著]/倉田 幸信 [訳]/河合 雅司 [解説] 出版社 文藝春秋 ジャンル 文学/外国文学、その他 isbn 9784163911380 発売日 2020/02/24 価格 1,980円(税込) いったん減少に転じると、二度と増えることはない。. 現在70億人の世界の人口は今後も増え続け、2100年には110 億人を超える。これは国 … 朝日新聞書評(3月28日)、読売新聞書評(3月29日)、honzなどで話題沸騰!「これは、世界の『未来の年表』だ」解説=河合雅司(『未来の年表』シリーズ著者・人口減少対策総合研究所理事長)2050年、人類史上はじめて人口が減少する。 朝日新聞書評(3月28日)、読売新聞書評(3月29日)、HONZなどで話題沸騰!. 世界の人口は今後も増え続けることが見込まれる一方、多くの国が少子化や移住の増加による高齢化、人口減少といった深刻な問題に直面している。若い世代が子どもを持つことを先送りにする中、日本は"人口時限爆弾"を抱えている。また、世界で最も急速に人 「2050年 世界人口大減少」書評 女性の地位向上で不可避な未来 評者: 長谷川眞理子 / 朝⽇新聞掲載:2020年03月28日 2050年世界人口大減少 著者:ダリル・ブリッカー 出版社:文藝春秋 ジャンル:経済 ISBN: 9784163911380 ダリル・ブリッカー著『2050年世界人口大減少』のレビューです。世界人口は2050年に85億人で頂点に達し、その後急速に減り始めるという「低位推計」に基づいた予測を述べ、人口減少時代に私たちの生活はどうなるのかを描いた一冊です。 人口減少は本当に悪いことなのかーー書評『2050年 世界人口大減少』 48. 例えば、米ワシントン大のチームは今年7月、グラフで示したように、人口のピークは2064年の97億人で、今世紀末には88億人まで減るとする試算を発表した。ピークはもっと早くて、2050年頃とみる専門 … 朝日新聞書評(3月28日)、読売新聞書評(3月29日)、honzなどで話題沸騰! 「これは、世界の『未来の年表』だ」 解説=河合雅司(『未来の年表』シリーズ著者・人口減少対策総合研究所理事長) 2050年、人類史上はじめて人口が減少する。 いったん減少に転じると、二度と増えることはない。 朝日新聞書評(3月28日)、読売新聞書評(3月29日)、honzなどで話題沸騰!「これは、世界の『未来の年表』だ」解説=河合雅司(『未来の年表』シリーズ著者・人口減少対策総合研究所理事長)2050年、人類史上はじめて人口が減少する。 2050年 世界人口大減少 - ダリル・ブリッカー - 本の購入は楽天ブックスで。全品送料無料!購入毎に「楽天ポイント」が貯まってお得!みんなのレビュー・感想も満載。 そうした学者に言わせれば、世界人口は2040年から2060年の間に90億人となり、その後は減少に転じる可能性が高い。 今世紀末には、世界人口が現在と同水準にまで戻り、その後は二度と増えることなく減少を続けるという。 人口推計の予測には大きな差異がある しかしながら、そうと決まったわけでもなさそうだ。案外知られていないが、2050~60年頃には人口の膨張は止まり、世界の人口は減少に向かうという見解が、専門家たちの間では広く存在している。 Amazonでダリル・ブリッカー, ジョン・イビットソン, 河合 雅司・解説, 倉田 幸信の2050年 世界人口大減少 (文春e-book)。アマゾンならポイント還元本が多数。一度購入いただいた電子書籍は、KindleおよびFire端末、スマートフォンやタブレットなど、様々な端末でもお楽しみいただけます。 2050年、人類史上初めて、世界人口が減少する。 いったん減少に転じると、二度と増えることはない。 この震撼シナリオへと進むなか、米中の覇権争いは予想外の展開を見せ、インド、そしてアフリカの台頭も早まるだろう。 / 朝⽇新聞掲載:2020年03月28日, 塩田武士さん「デルタの羊」インタビュー 「40歳目前でアニメにハマった」作家が描く「日本アニメ」のリアル, 『人新世の「資本論」』斎藤幸平さんインタビュー マルクスを新解釈、「脱成長コミュニズム」は世界を救うか, バービーさん「本音の置き場所」インタビュー 「同調しなくていい、悠々生きよう」人気芸人の初エッセイ, 辻堂ゆめさんが中学時代に“ひとめぼれ”したYUI 彼女の変化をずっと追いかけた青春, 辻真先「たかが殺人じゃないか」 ミステリーランキング上位を総なめ 技巧と反戦、重層する米寿, 『2020年の恋人たち』刊行記念 島本理生さんオンライントークショー 参加者募集中, 「睡眠の名医が教える 聞くだけで赤ちゃんがぐっすり眠る魔法の音楽」を「好書好日」メルマガ読者5人にプレゼント, 「ニトリの働き方」 創業者・似鳥昭雄さんが語る仕事論 ビジネスに悩む人のヒントにも, 『思うことから、すべては始まる』サンマーク出版社長・植木宣隆さん ヒットを生み出す会社づくり. 「これは、世界の『未来の年表』だ」. 解説=河合雅司(『未来の年表』シリーズ著者・人口減少対策総合研究所理事長) 2050年、人類史上はじめて人口が減少する。 いったん減少に転じると、二度と増えることはない。 名門調査会社イプソスのグローバルceoらが、世界各国にて 『2050年 世界人口大減少』(以下、『人口大減少』)の著者の2人は、マーケティング会社のCEOとカナダの保守系新聞社のベテランジャーナリストである。. 『2050年世界人口大減少』ダリル・ブリッカー、ジョン・イビットソン・著 河合雅司・解説 倉田幸信・訳 vol.5457 ビジネス書の書評と感想 2020.02.18 「2050年 世界人口大減少」書評 女性の地位向上で不可避な未来 (朝日新聞 2020/03/28) 2050年 世界人口大減少 ダリル・ブリッカー、ジョン・イビットソン著 文芸春秋 1800円 (読売新聞 2020/03/29) ダリル・ブリッカー,ジョン・イビットソン『2050年 世界人口大減少』の感想・レビュー一覧です。電子書籍版の無料試し読みあり。ネタバレを含む感想・レビューは、ネタバレフィルターがあるので安心。 一、書評:『2050年 世界人口大減少』が明らかにした人類の人口動態. 人口減少が、なぜ起きているのか、人口減少によってどのような現象が発生するのかを丁寧に考察しています。 p.108-131『4章 日本とアジア、少子高齢化への解決策はある』を読むと現在日本で起きている現象の多くについてよりよい理解が得られると考えます。 「2050年 世界人口大減少」書評 女性の地位向上で不可避な未来 Read 「ディープ・シンキング」「動物と機械から離れて」 経済だけでない深い議論をしよう 朝日新聞書評から 在人口統計學中,世界人口是目前全球的總人數。2020年世界人口達到78億人 。 聯合國估計,在2100年將進一步增加到112億。 世界人口自13世紀50年代的黑死病和歐洲大饑荒時期後就不斷地增長,當時的世界約有3.7億人。 由於戰爭等因素,增長速度時快時慢。 一、書評:『2050 世界人口大減少』 が明らかにした人類の人口動態 (はじめに) 『2050年 世界人口大減尐』(以下、 『人口大減尐』)の著者の2人は、マーケテ ィング会社のceo とカナダの保守系新聞 社のベテランジャーナリストである。 2050年是民國139年,距今還有剛超過30年。為何挑2050年來談?2050年是國民政府遷臺滿一百年,屆時98%都是在臺灣土生土長的「臺灣人」。目前臺灣只有35.3的扶養比,也就是每100個工作年齡人口扶養35.3個老人及小孩,但到了2050年時將急遽爬升到兩倍多的84.3。 2020/03/29 05:00. サイズ: 19cm/381p, 日本は世界の未来の姿−。名門調査会社のグローバルCEOらが、世界各国にてフィールドワークを敢行し、統計に加え貴重な証言をもとに、震撼の未来を論じる。「少子高齢大国・日本へ…, 世界の人口は、現在およそ76億人。国連の推計では、今世紀いっぱい増え続けて110億人ほどになり、2100年代になって初めて横ばいになるという。著者らはそれを真っ向から否定する。今の人口動態を見てみると、2050年ごろには世界人口は減り始め、そのときの人口はせいぜい90億人ぐらいではないか、と言うのだ。 これまで各国、地域、諸文化のさまざまな集団において、何が起こってきたかを見てみよう。都市化が起こり、女子教育が普及し、女性の地位が向上すると、必ずや1人の女性が産む子どもの数は減った。今や世界中がその傾向にあるので、チリでも、タイでも、ナイジェリアでも出生率は低下している。 なぜそうなるのか? 都市生活では、第1次産業が主ではないので、子どもがいても家庭の労働力の足しにはならない。それどころか、子どもは金がかかって負債となる。女性の地位が上がれば、女性が自分を向上させることに資源をつぎ込み、男性の言いなりにはならない人生を送ろうとする。そうなると、確実に子どもの数は減るのだ。 本書は、さまざまなデータから理論的予測を導いているが、それだけではない。本書のすごいところは、ケニアやブラジルのスラムに住んでいる女性たち、いまだに男尊女卑の激しいインドの女性たち、そして、ヨーロッパなど先進国のカップルなどにインタビューを行っていることだ。この先、彼女らはどのような人生を選択するか? それを考えれば、遅かれ早かれ人口は確実に減る。そこで移民の受け入れが最重要になるのだが、移民の供給側でも人口は減る。 女性の地位が向上するのは望ましい。人口が減れば地球環境への悪影響は抑えられる。でも、子どもがいないのは寂しい。人類という生物が今後どのような存在になるのか、中長期的に大変に重い課題となることを考えさせられる。 ◇ Darrell Bricker 調査会社のグローバルCEO▽John Ibbitson カナダの新聞記者(政治、国際関係)。, 東京生まれ。専門は、自然人類学、行動生態学。著書に『ダーウィンの足跡を訪ねて』『科学の目 科学の心』『生き物をめぐる4つの「なぜ」』『クジャクの雄はなぜ美しい?』など。, このWebサイトの全ての機能を利用するためにはJavaScriptを有効にする必要があります。, 評者: 長谷川眞理子 2050年、人類史上はじめて人口が減少する。. 解説=河合雅司(『未来の年表』シリーズ著者・人口減少対策総合研究所理事長). (はじめに). 書評; 2050年 世界人口大減少 ダリル・ブリッカー、ジョン・イビットソン著 文芸春秋 1800円 .