・日本科学未来館 科学コミュニケーターブログ https://blog.miraikan.jst.go.jp/ ・ケムステ版・ノーベル化学賞候補者リスト【2019年版】 ノーベル医学生理学賞、満屋裕明氏・本庶佑氏・遠藤章氏らが候補者 2016/10/1:日本人ノーベル生理学医学賞候補 森和俊,坂口志文,大隅良典,水島昇の続き、今年のノーベル賞、日本人の有力候補は? 今回大注目したテーマは2018年のノーベル医学・生理学賞候補の遠藤章(えんどうあきら)さん。東京農工大学特別栄誉教授です。最有力候補の一人として非常に注目され期待が集まっています。遠藤章先生の何が評価されているかというと、「コンパクチン」と 1901年にノーベル文学賞選考が開始されて以来、「日本人」の受賞者は3人である。川端康成(1968年)、大江健三郎(94年)、カズオ・イシグロ(2017年)だ。川端の時には谷崎潤一郎、大江の時には安部公房、そしてイシグロには、村上春樹という強力なライバルがいたと思われる。谷崎、安部の場合は受賞する前に亡くなったので、死者には授与しないというノーベル委員会のルールによって受賞はかなわなかった(例外はノーベル文学賞の選考委員を長らく務めたスウェーデンの詩人エリク・カールフェルトが1931年、没後に受賞した1件のみ)。, イシグロの場合は、英語で小説を書く日系英国人作家だが、長崎に生まれて幼少期を過ごし、5歳の時に家族で渡英、後に英国籍を取得した。その背景から、「日本人作家」として遇されても不思議はない。2000年に受賞した高行健(カオ・シンジェン)はフランス在住の亡命作家で、フランス国籍だが、「中国人」作家とカウントされる(中・仏両語で創作する)。, もちろん、ノーベル文学賞の選考過程は50年間秘匿されるので、17年のイシグロの受賞時に村上春樹が候補者として挙がっていたのではないかというのは、筆者の臆測に過ぎない。しかし、川端の受賞から26年後に大江の受賞、それからイシグロまでが23年と、「日本人」の受賞が二十数年のサイクルになっているとすれば、17年の「日本人」枠の中で、イシグロと並んで村上春樹が有力候補として浮上していたとしても、決して不思議ではない。英国のブックメーカー(公認賭け屋)のノーベル文学賞予想オッズ(掛け率) も、近年、ハルキ・ムラカミへの数値は高く、イシグロよりも “上位の人気”を集めていた。, 大江の受賞の際もそうだったが、村上春樹がノーベル文学賞を受賞するか否かを巡り、近年は“ノーベル賞狂騒曲”とも呼べるような騒ぎが、日本のメディアで繰り広げられていた。テレビ、新聞、雑誌では、受賞時の本人へのインタビューなどが難しいと思われていることから(平時でも、村上春樹に対するインタビューは難しいが、ノーベル文学賞の決定時期になると、日本を離れて海外へ避難するといわれている)、関係者への事前取材、コメントの録画取材、予定稿の記事作成など、てんやわんやの取材合戦が、ノーベル文学賞が発表される10月の木曜日の直前に展開されるのである。, しかし、もしイシグロの受賞が「日本人」への授賞であると主催者のスウェーデン・アカデミーが考えていたとすると、村上の受賞は少なくともここ十数年の間はないものと思われる。日本人への授賞サイクルは、前述のようにおよそ二十数年に1回と考えられるからだ。, 今度、2040年代にサイクルが回ってきた時には、村上もかなりの高齢となり、それまで健在でいられるかどうか保証の限りではない。それに、多和田葉子や中村文則などの次代のライバルがすでに台頭してきている。, これまで、日本人としてノーベル文学賞にノミネートされたことが判明しているのは、受賞者を除き、賀川豊彦、谷崎潤一郎、西脇順三郎、三島由紀夫の4人である。この他、安部公房、井上靖、津島佑子が候補者として名前が挙がっていたとされ、実際に検討されていたことはほぼ間違いないだろう。それ以外にも、遠藤周作、井伏鱒二、大岡昇平、中上健次などは、候補に挙がっていたとしてもおかしくはない。, ノーベル文学賞はスウェーデン・アカデミーから選ばれた選考委員会が選考し、授賞を決定するが、これまで選考委員の中には日本語を解する人物はいなかった。選考委員が候補者の作品を直接に読んで選考するのだろうから、英・仏・独・スペイン語のような西欧言語以外での言語使用者には不利であることは言うまでもない。こうした言語に翻訳された作品しか選考の対象にならないわけで、日本人として候補に挙がった文学者は、日本人作家としては例外的に西欧言語に翻訳された作品が多いか、自分で英語などの言語で作品を書くことができる人物である。, 日本人として初めてノーベル文学賞候補となった賀川豊彦は、早い時期にその作品が英訳され、キリスト者の社会運動家として欧米圏で講演を行い、教会関係者に多くの知人を持っていた。日本国内での文学者としての評価とは、必ずしも直接リンクしていないことがこのことからも分かる(彼は、現在の日本文学史の中ではすでに忘れられた存在である)。また、西脇順三郎は早くから英語による作詩を始め、英文詩集を出している。, ちなみに、三島由紀夫に関しては、後日ドナルド・キーンが興味深いエピソードを披露している。東京都知事選を舞台にした『宴のあと』をキーンの英訳で読んでいたデンマーク人の作家が、選考委員会に助言を求められた際、「三島は左翼」だから授賞はふさわしくないと言ったために三島は受賞を逃し、その結果、川端康成が日本人初の受賞者となったというのだ。三島の失意は大変大きかったといわれている。, ノーベル文学賞は、「翻訳文学賞」でもあると言える。英・仏・独・スペイン語以外でスウェーデン・アカデミーが把握できるのは、恐らくロシア語や中国語程度かと思われる。それ以外の言語で書かれた作品は、こうした言語に翻訳されない限り、検討の対象にもならないだろう。日本人以外のアジア・アフリカの言語の受賞者には、ベンガル語のタゴール、アラビア語のナギーブ・マフフーズ、トルコ語のオルハン・パムク、中国語の莫言がいる。受賞者が少ないのは、翻訳が存在しないか、極めて少ないからだろう。, 2019年のノーベル文学賞は、18年分と合わせて発表される。スウェーデン・アカデミーの関係者による性的暴行スキャンダルや、機密漏えいの問題があって、18年の受賞者発表は1年間休止となり、翌年回しとなったためだ。しかし筆者は、これは16年のボブ・ディラン受賞の混乱にも一因があったのではないかと思っている。初期はともかく、近年は、小説、詩、戯曲の文学ジャンルに限定されていたノーベル文学賞を、シンガー・ソングライターであるボブ・ディランに授与するというニュースは、世界中を驚かせた。, 15年のノンフィクション作家スベトラーナ・アレクシェービッチ(ベラルーシ)の場合のように、ノーベル文学賞の幅を広げたという肯定的な評価とともに、伝統的な文学の価値観を逸脱したものとして、厳しい批判、否定的な評価も聞こえたのである。ホメロスの名前まで持ち出して、ディランへの授賞の正当性を強弁する選考理由には、筆者は首をかしげたものだった。, 授賞発表後に事務局が本人としばらく連絡が取れなかったことや、授賞式への欠席など、奔放なディランの言動には賛否両論があった。最終的は多数決で決定される選考の過程でも、選考委員会内部での葛藤や抗争が当然あっただろう。翌年はカズオ・イシグロが選ばれ、本来の伝統的な純文学作品の路線に立ち戻った感があるが、委員会内部ではディランへの授賞を巡る混乱が尾を引いていたのではないか。混乱はあったにせよ、2019年以降も純文学を重視する傾向が継続されるのではと筆者は考える。, アジア・アフリカ世界からの受賞者はまだ少ない。今後、まだ受賞者がいない韓国や東南アジア、イラン・イラクなどの中東諸国、アフリカの現地語の文学者から選ばれることが予想される。, 韓国では長年、ノーベル文学賞への期待が高まるが、これまでに有力候補とされていた詩人の高銀(コ・ウン)はセクハラ問題と高齢のため、受賞はかなり難しくなったと思える。小説家の黄晳暎(ファン・ソギョン)も有力候補の一人だろう。ベトナムのバオ・ニン、台湾の朱天文、朱天心姉妹なども、アジア圏からの候補として期待できる。, ヨーロッパ語系でも、比較的受賞者の少ないイタリア語やポルトガル語 (ブラジルポルトガル語も含む)、東欧諸国から受賞者が出る可能性はある。, ノーベル文学賞が、左右の過激主義を排し、世界的なベストセラーであってもエンターテインメント作品を排していることは、これまでの歴史から明らかだ。グレアム・グリーンが何度も候補になりながら受賞を逸したのも、アガサ・クリスティーやスティーブン・キングなどは候補にも挙がらなかったのも、このためである。, かつて、英国の首相だったウィンストン・チャーチルがノーベル文学賞を受賞した際に、スウェーデン・アカデミーの選考委員会は、多くの批判を浴び、その後反省して、現役(あるいは引退したとしても)の有力政治家を候補から外すことにしたという。フランスのアンドレ・マルローが受賞できなかったのは、そうした配慮が働いていたと思われる(マルローは、ドゴール内閣で文化相を歴任)。ペルーのバルガス・リョサが、日系人のアルベルト・フジモリを破って大統領に当選していたとしたら、2010年のノーベル文学賞受賞はなかったかもしれない。, いずれにせよ、ノーベル文学賞が普遍的なヒューマニズムを基とした「世界文学」の理念を追求するものであるということは、恐らく今後も変わらないだろう。その理念がうまく反映されたとは思えないケースも少なくはないが、西欧近代文学の枠を広げて、人類や民族や国家を超えた「世界文学」の理想に向かってまい進することを止めることはないはずだ。, バナー写真:ノーベル文学賞発表の際には、有力候補とされる村上春樹氏の受賞の報せを待つファンたちの集いが開かれる(2016年10月13日、東京都杉並区/時事), 文学 『ノーベル賞受賞者』 ★ 2019年化学賞 吉野彰先生(京都大学工学部卒、工学博士) 「リチウムイオン二次電池の開発」 ・大容量キャパシタ - 電気を無駄なくためて賢く使う - (シリーズ 21世紀のエネル … ノーベル賞は、ダイナマイトなどの爆薬の発明により巨額の富を築いた アルフレッド・ノーベルの遺言によって、1901年から始まった世界的な賞です。 物理学、化学、生理学・医学、文学、平和の5分野あります。 経済学賞は遺言にはありませんでしたが、1968年に設立されました。 ノーベル賞の選考は、物理学賞、化学賞、経済学賞の3部門はスウェーデン王立科学アカデミー、 生物学・医学賞はカロリンスカ研究所(スウェ… 2019/10/7(月) 6:02 配信. 菌博士という愛称もお持ちの遠藤章教授、みなさんはご存知ですか?毎年ノーベル賞候補として名前が上がる遠藤章教授は、1933年に秋田県由利本荘市の農家に生まれました。そんな東京農工大特別栄誉教授の遠藤章先生が、「ガードナー国際賞」をとったとのニュースが! 2019年10月09日過去27人のノーベル賞受賞者を輩出してきた日本。今年も昨年に続き、栄誉を勝ち取った。自然科学系で他にも候補にリストアップされていた日本のスゴ腕研究者を紹介する。 遠藤先生は2008年にノーベル賞の登竜門といわれるラスカー賞を受賞されました。2009年のAmerican Heart Association(AHA)(米国心臓病学会)に私はposter発表があり、たまたま出席したのですが、遠藤先生の特別招待講演があり、聴講しました。スタチン開発までのmilestoneの講演でしたが、会場は満員で … これからの日本の科学者でノーベル賞を受賞する人はいますか?また候補者がいるのなら日本人でノーベル賞に一番近い科学者は誰でしょうか?光触媒反応を発見した藤嶋先生などもかなり近い位置にいらっしゃるのではないでしょうか。 遠藤章氏 東京農工大特別栄誉教授 血中 ... ノーベル賞2019日程と各賞の日本人&世界の有名候補者を紹介! 7. ノーベル文学賞, 2018年は選考委員会関係者の性的暴行スキャンダルを受け、発表が見送られたノーベル文学賞。10月には18年、19年の2年分の受賞者が発表される。果たして村上春樹の受賞はあるのか。何かと注目度が高いノーベル文学賞の傾向と「日本人」作家との関わりをその歴史から読み解く。. 遠藤 章(えんどう あきら、1933年 11月14日 - )は、日本の農芸化学者(応用微生物学)。 勲等は瑞宝重光章。 学位は農学博士(東北大学・1966年)。 株式会社バイオファーム研究所代表取締役 所長、東京農工大学 名誉教授・特別栄誉教授、文化功労者。. 2020年のノーベル賞発表が10月5日から12日まで行われます。ノーベル賞とは、ダイナマイトの発明者であるアルフレッド・ノーベルの遺言によって1901年から始まった世界で初めての国際的な賞です。日本人で賞を受けるのではと思われる候補が数人あ 2019年の自然科学系ノーベル賞。化学賞受賞で2年連続。,最近の科学・技術ニュースの優しい紹介と新製品等を紹介してゆきます。また生活お役立ち情報や面白情報についても随時紹介してゆきます。 かわいいキレイなcm女優2019まとめ!! 8 「令和元年」と刻まれた500円・100円硬貨の入手・両替方法は? 9. smbcモビットcm2019の女優は誰?名前や意外な過去も紹介! 10. 触媒化学気相成長法によりカーボンナノチューブの存在とその成長モデルを初めて示し(1976年)、多層カーボンナノチューブの量産技術を開拓した(1982年)。 こんにちは!科学コミュニケーターの清水です。いよいよ来週に迫ったノーベル賞の発表。科学コミュニケーターによる予想も今年はこれで最後です!物理学賞の予想、第2弾!私の予想は、カーボンナノチューブの研究における数々の貢献です! 遠藤 守信(えんどう もりのぶ、1946年 9月28日 - )は、日本の物理学者および化学者。 長野県 須坂市出身。. 菌博士という愛称もお持ちの遠藤章教授、みなさんはご存知ですか?毎年ノーベル賞候補として名前が上がる遠藤章教授は、1933年に秋田県由利本荘市の農家に生まれました。そんな東京農工大特別栄誉教授の遠藤章先生が、「ガードナー国際賞」をとったとのニュースが! 2020年ノーベル賞各賞の発表日と時間はいつ? 今年の日程は、10月5日〜12日までが各部門受賞者の発表で、12月10日に授与式が行われます。 この「6つの部門」とそれぞれの発表日程を、順番にご紹介し … ・日本科学未来館 科学コミュニケーターブログ https://blog.miraikan.jst.go.jp/ ・ケムステ版・ノーベル化学賞候補者リスト【2019年版】 1901年にノーベル文学賞選考が開始されて以来、「日本人」の受賞者は3人である。川端康成(1968年)、大江健三郎(94年)、カズオ・イシグロ(2017年)だ。川端の時には谷崎潤一郎、大江の時には安部公房、そしてイシグロには、村上春樹という強力なライバルがいたと思われる。谷崎、安部の場合は受賞する前に亡くなったので、死者には授与しないというノーベル委員会のルールによって受賞はかなわなかった(例外はノ… カーボンナノチューブは単独ではもう無理だな。 可能性があるとしたら、 … 2018年ノーベル化学賞候補としても注目される「光触媒」!自動車のミラーやビルの外壁など多くの分野で実用化され、関連銘柄も注目が高まります。そこで、光触媒について基本から注目の関連銘柄まで取り上げましたので、早速チェックしていきましょう。 【予想】ノーベル賞総合スレッドPart11【実況】 1002コメント ; 364KB; 全部; 1-100; 最新50; ★スマホ版★; 掲示板に戻る ★ULA版★; このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています. 2019年のノーベル平和賞 エチオピアのアビー・アハメド首相に授与 . 遠藤氏は、結果的に今年も賞に漏れた。 私の遠藤氏に関する新聞のスクラップを取り出してみると、ラスカー賞受賞の2008年は「ラスカーの後はノーベル賞・・・」と、2010年は「固唾を呑んだが残念、毎年わくわく」,2011年は「吉報持ち越しに。 遠藤 守信 (えんどう もりのぶ、1946年9月28日-)は、日本の化学者である。信州大学工学部教授。カーボン科学研究所所長、株式会社mefs cto(写真:mefs株式会社)。 遠藤教授はコレステロールの血中濃度を下げる物質「スタチン」を発見。代表的な生活習慣病の動脈硬化に対する画期的な薬であるスタチンは、社会への貢献度が極めて大きく、まさにノーベル賞級の「顕 … おはようございます。いよいよ、ノーベル賞ウイークがはじまりました。残念ながら昨日の生理学・医学賞の日本人受賞者は出ませんでしたが、今日、明日の物理学賞、化学賞でも候補者はいっぱい。さて、昨日はお台場の日本科学未来館に行ってきた。 2019年「ノーベル賞」受賞を期待する研究は? 日本科学未来館が選出 . 2018年ノーベル化学賞候補としても注目される「光触媒」!自動車のミラーやビルの外壁など多くの分野で実用化され、関連銘柄も注目が高まります。そこで、光触媒について基本から注目の関連銘柄まで取り上げましたので、早速チェックしていきましょう。 村上春樹 今年のノーベル賞は誰が受賞することになるのか気になりますね。 ノーベル賞は、物理学、化学、医学・生理学、文学、平和、経済学と6つの部門に分かれていますね。 そのそれぞれの部門での日本人の候補者を私が予想して、一覧にまとめてみました。 こちらは、ノーベル賞、日本人の有力候補と業績まるっと紹介のページです。日刊工業新聞社のニュースをはじめとするコンテンツを、もっと新鮮に、親しみやすくお届けするサイトです。 239. 遠藤章先生、ガードナー国際賞受賞おめでとうございます!! 血中コレステロールを下げる物質「コンパクチン(スタチン)」を発見し、動脈硬化の治療薬の開発に貢献した、東京農工大学 特別栄誉教授の遠藤章先生が、ガードナー国際賞を受賞されたと3月28日に発表されました。 785 Nanashi_et_al. 0. line共有ボタン; 2019年10月11日 18時6 遠藤章先生、ガードナー国際賞受賞おめでとうございます!! 血中コレステロールを下げる物質「コンパクチン(スタチン)」を発見し、動脈硬化の治療薬の開発に貢献した、東京農工大学 特別栄誉教授の遠藤章先生が、ガードナー国際賞を受賞されたと3月28日に発表されました。 近年、ノーベル賞の花形ともいわれる科学分野での日本人の受賞が相次ぎ、もはや「年中行事」になってしまったようにすら思われる。 日本でも ノーベル賞の発表は毎年10月、授賞日は12月に行われます。 今年はいったい誰が候補としてあがるのでしょうか? 毎年候補者となっている方もいますが、それだけの実績を積み重ねてきた人達ばかりです。 過去の日本人ノーベル賞受賞者と、今年の候補者予 遠藤先生、紫綬褒章受章おめでとうございます。 (研究室メンバー一同) 2009年 The International Union of Materials Research Societies (IUMRS) Somiya Award 賞受賞 (The International Union of Materials Research Societies, USA) 2010年 Alice Hamilton Awards for Occupational Safety and Health 賞 … 2019/10/05(土) 13:50:23.20. 地方国立大などが出身校のノーベル賞候補としては、物理学賞でカーボンナノチューブを発見、作成した飯島澄男名城大大学院終身教授(電気通� 過去27人のノーベル賞受賞者を輩出してきた日本。今年も昨年に続き、栄誉を勝ち取った。自然科学系で他にも候補にリストアップされていた日本のスゴ腕研究者を紹介する。, 研究では壁にぶち当たった時意地でも乗り越えていく剛の面と、剛だけではポキッと折れてしまうから柔の面もいる。この2つのバランスが大事(吉野彰氏), スウェーデン王立科学アカデミーは9日、19年のノーベル化学賞を旭化成の吉野彰名誉フェロー(71)、米テキサス大学のジョン・グッドイナフ教授(97)、米ニューヨーク州立大学のマイケル・スタンリー・ウィッティンガム卓越教授(77)らに授与すると発表した。日本人の受賞は27人目、化学賞は8人目。, 吉野氏は当初、新型電池の開発を目指していた訳ではない。導電性高分子ポリアセチレン(PA)という物質を使った新事業を研究していたところ、「新しい電池の負極材料に使える」と判断。適した正極材料を探しだし、PAも炭素系の材料に置き換えるなど試行錯誤を繰り返すなかでリチウムイオン電池の開発にこぎつけた。, 小型・軽量で高出力のリチウムイオン電池はスマホなどIT機器や電気自動車の普及を可能にし、太陽光発電など再生可能エネルギーの導入拡大にもつながっている。, モーターの力を驚異的に高める磁石を発明、ハイブリッド車からハードディスクまで採用広がる, スマートフォンやノート型パソコン、電気自動車(EV)などのバッテリー、太陽光発電でできた電気をためる蓄電池として市場が拡大中, 吉野氏は元来、電池の門外漢だったがいくつかの偶然が重なるなかでイノベーションを生んだ, 水島氏は元来、電池の門外漢だったがいくつかの偶然が重なるなかでイノベーションを生んだ, 西氏は元来、電池の門外漢だったがいくつかの偶然が重なるなかでイノベーションを生んだ, 分子が自然と集まって新しい機能や構造を持った化合物を作り出す「自己組織化」技術を開発, 数年かかっても特定できなかった分子の構造を数週間で特定することが可能となり、創薬や新素材の開発に貢献, 千葉大学の助手を務めていたころの「きれいな正方形の分子を作ってみたい」という遊び心が研究の原点に, ゴムや樹脂をつくる鎖状の「高分子」は副反応を起こすことで鎖の長さがバラバラになり機能が落ちやすくなるが、分子をつなぐ重合で副反応を起こしにくい「精密重合」を開発, インクジェットプリンターできれいに発色するインクや形を変えやすい高性能ゴムなど産業応用が進む, 京大教授時代、大阪大学や名古屋大学などの研究室と「オリオン会」という研究会を主催。研究内容について他大学と激しく議論を戦わせることに重きを置いていた, 化学反応を促す触媒を精密に設計し、医薬品開発に欠かせない化合物を狙った通り合成する技術を開発, 生物の機能をまねて製造技術の省エネルギーにつなげる「バイオミメティクス」のさきがけとなる, 子どものころ、数学と物理は苦手で好きだったのは国文学と経済学。九州大学工学部に進んでも弟の学費を稼ごうと卒業後すぐの就職を考えていた, 光触媒抗菌タイルを使ったトイレや浴室の実用化、病院内の院内感染防止など関連市場は少なくとも1千億円規模に, 光触媒を初めて使ったのは築40年の自宅の壁。玄関脇には「外壁に光触媒塗っています」というパネルも置いた, 神谷信夫大阪市立大学特別招へい教授と植物が光合成に使う巨大なたんぱく質の構造を解明, 光合成の実験では大学近くのスーパーで週に1度30束ほどのホウレンソウを買い込み、スーパーの店員に顔を覚えられたことも。実験で残った茎の部分は家でおひたしにして食べていたがいつしかホウレンソウ嫌いに, 細胞内の小器官「小胞体」が体内で作られた不良品のたんぱく質を見つけて壊したり、修復したりする仕組みを解明, たんぱく質の不良品がかかわる糖尿病やパーキンソン病など様々な疾病の治療法開発に道をひらく, 剣道五段。ここと思ったときにためらわず行動する「放心」と相手に勝ったと思っても気を抜かない「残心」を極意とする, 免疫細胞が細菌など外敵を攻撃する際、働きが強まると暴走して自分自身の細胞を傷つけてしまうが、この免疫の暴走を抑える制御性T細胞を発見, 抗がん剤を効きやすくする新薬や、免疫の暴走によって引き起こされる難病の治療薬実現に道を開く, 母方の家系は医師ばかり、父親は哲学科の卒業。大学院では双方からの影響を受け哲学の面白さとサイエンスが両立する病理学を学んだ, エイズの原因ウイルス(HIV)の増殖を強力に抑制する物質を発見、エイズの最初の治療薬を開発, 米国で研究を始めた当初は同僚や技術スタッフがHIV感染を恐れ協力してくれなかったことも, スタチン系の薬は今でも毎日世界で4千万人以上が服用し、心臓病や脳卒中の予防に役立っている, 小学生の時、野口英世にあこがれ科学者を志望。大学生のころは抗生物質のペニシリンをアオカビから発見した英国の微生物学者を目標にしていた, 所属機関へのこだわりは少ないようで、東京大学→チューリヒ大学→大阪バイオサイエンス研究所と渡り鳥のように転籍してきた, がんの血管の隙間から漏れ出す分子が集積し長時間とどまる機構を解き明かし、がん血管に薬剤を集中させることができるEPR効果を発見, 松村氏は国立がん研究センター発の認定ベンチャーで唯一、抗体医薬を開発するバイオベンチャーを2016年に創設。今も取締役に就く, 「(身の回りには)実はIgnore(無視)していることがたくさんあるかもしれない」と説く, ガラスなどの透明な材料は電気を通しにくいという常識を覆し、透明酸化物半導体を開発。電気抵抗がなくなる超電導でも成果, 理論の発見でヒントになったのはイルカ。イルカは航行する船の後方に残る航跡に乗って泳ぐが、その時のスピードはイルカの筋力の限界を超えることもあることに着目した, ノーベル賞受賞者の江崎玲於奈氏の研究室に研究員として1988年に赴任。江崎氏から「誰もなし遂げていない成果を」と激励され続けた, 物質内で起こる電気や磁気の相互作用を解明。次世代メモリーに役立ちそうな「マルチフェロイック物質」を発見, 兄は住友化学の十倉雅和会長。「物性は1つの概念では分からない。多くの相互作用を解明することで見えてくる」をむねとする, ネオジムと鉄、ホウ素などからなる「ネオジム磁石」を開発。1センチ角の磁石で数キログラムの鉄の塊を持ち上げる世界最高性能の磁力を実現, 省エネ性能の高い小型モーターの開発につながり、ハイブリッド車からハードディスクまで幅広く利用が進展, 富士通に在籍していた77年に研究を思いついたが、同社が研究を打ち切ったため住友特殊金属(当時)に移籍。その後、自らスタートアップ企業も設立した, 日経電子版に登録していない方へ  登録すると、有料会員限定の記事が毎月決められた本数まで無料で読めます。, ※「同意して次へ」ボタンを押下することで日経ID利用規約および日経IDプライバシーポリシーに同意したものとみなしますので、お読みの上でお進みください。, お送りしたメールに従い、お手続きを続けてください。(まだお手続きは完了していません), 確認メールが届かない場合、メールアドレスが正しく入力されているか、迷惑メールとして処理されていないか等をご確認ください。, 以下のメールアドレスに確認のメールを送信中、予期しないエラーが発生しました。大変お手数ですが、しばらく時間をおいてから再度お試しください。. 物理学、化学、生理学・医学、文学、平和および経済学で顕著な功績を残した人物に贈られるノーベル賞。日本人で2019年の医学・生理学賞の有力な候補者とされるのは、バイオインフォマティクス(生物情報科学)研究の第一人者の金久実・京都大学特任教授ら。物理学賞には電気と磁石の性質をあわせ持つ「マルチフェロイック物質」を開発した十倉好紀・東京大教授(理化学研究所・創発物性科学研究センター長)らの …